東京都は6月26日、LEDの普及と家庭での省エネ行動の拡大を図るため、家庭で使用中の白熱電球2個以上をLED電球1個に交換する事業を、7月10日から地域の家電店831店で開始すると発表した。
またこの発表に合わせ、LED電球交換の流れや、参加協力店名の発表など事業の詳細も発表した。
この事業での交換対象者は都内に住所を有する18歳以上の都民(交換は、一人1回まで)。交換の際は、運転免許証や健康保険証などで本人確認を行う。
白熱電球2個以上は、家庭で使用中であること、消費電力が36W以上、2個のうち1個は口金サイズがE26であることが要件となる。これを参加協力店に持参すると、電球40W相当または60W相当のLED電球(口金のサイズがE26、電球の形状がA型)に交換してもらえる。
不正防止等のため、店では回収した白熱電球はハンマーで叩いて使用不能にする。また、配布するLED電球の箱には、「転売禁止」のシールを添付し、都の事業で交換したLED電球であることを明示する。このシールは一度貼り付けると剥がすことができない仕様になっている。
本事業の開始にあたり、東京都は100万個のLED電球を用意。交換開始直後は、混雑が予想されるため、余裕をもって交換に行くよう呼びかけている。
LED電球100万個で年間23億円の電気代を削減
この「家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業」は、白熱電球とLED電球の無償交換だけではなく、省エネアドバイスを受けることもできる。
また、都は4月に、地域家電店等を対象に参加協力店を募集。その要件として、店舗面積が500m2以下であること、都が指定する講習会を受講することなどをあげていた。
本事業について小池百合子都知事は、5月26日の会見で、60Wの白熱電球100万個がLED電球に換わると、電気料金は年間で23億4000万円の削減。またCO2排出削減量は、年間で約4.4万トンになるとの試算結果を紹介している。
さらに、交換時に行う省エネアドバイスにより、省エネ意識の向上に伴う効果も期待できるとみている。
なお都は、小池知事とタレントのピコ太郎さんが出演する本事業のPR動画を作成・公開し、話題になっている。
小池さんの政策が話題になっています。
全国的な広がりを見せればLED関連会社には特需が期待出来る....
LED関連は手広く買われている感じです。
6932 遠藤照明
6881 キョウデン 四季報にLED関連基板が堅調と明記